【iPhone対応】格安SIMの選び方を ”元”ベテラン携帯販売が徹底解説！

iPhoneで使う格安SIMを選ぶポイント

iPhoneで使う格安SIMを選ぶ際には、料金や通信容量、通信速度、サービス内容を考慮することが重要です。格安SIM事業者はそれぞれ特徴があり、利用スタイルに合わせて最適な事業者を選ぶことで、月々のスマートフォン利用を快適にしながらコストを抑えることができます。ここでは、楽天モバイル、UQモバイル、ahamo、ワイモバイル、LINEMO、irumo、IIJmio、mineoの各事業者の特徴を比較し、選び方のポイントを解説します。

格安SIMを選ぶポイント

事業者	料金（税込）	データ容量	通信速度の評判	サービス内容	おすすめユーザー
楽天モバイル	3,278円	無制限（300GB超で制限）	高速（楽天回線エリア）	楽天ポイント還元、eSIM対応	大容量利用、楽天サービスを使う方
UQモバイル	1,628円〜	3GB、15GB、25GB	安定して高速	データ繰り越し可能、au回線利用	au回線利用で安定通信を重視する方
ahamo	2,970円	20GB	高速・広範囲（ドコモ回線）	国際ローミング、追加データ購入可能	中容量で広範囲カバーを求める方
ワイモバイル	2,178円〜	3GB、15GB、25GB	安定・高速（ソフトバンク回線）	PayPayボーナス、家族割・おうち割適用可能	家族で利用、ソフトバンク回線を使いたい方
LINEMO	990円〜	3GB、20GB	十分な速度（ソフトバンク回線）	LINEデータフリー	LINEを多用、低コストを重視する方
irumo	550円〜	1GB、3GB、6GB、9GB	低速（ドコモ回線）	ドコモのサブブランドで安定した通信	低容量・低料金でデータ利用を抑えたい方
IIJmio	850円〜	2GB〜20GB	安定・高速（ドコモ/au回線）	eSIM対応、データシェア可能	柔軟なプラン設定、データシェアがしたい方
mineo	1,518円〜	1GB〜20GB	選べる速度（au/ドコモ/ソフトバンク回線）	家族割、データフリーオプション	回線選択や家族での利用を考える方

料金

月額料金は各事業者によって大きく異なるため、使うデータ量に合わせて最適なプランを選ぶことが大切です。データ使用が少ない場合、LINEMOやirumoの低容量プランは月額1,000円以下で利用できるため、コスト重視の方におすすめです。一方、楽天モバイルのような無制限プランは月額3,278円で、データ消費が多い方に適しています。

データ容量

自分のデータ使用量を考慮し、適切なデータ容量を持つプランを選びましょう。普段はWi-Fiを利用し、外出時のみデータを使う方には、3GBや5GBのプランが適しています。動画視聴やオンラインゲームなどでデータ消費が多い場合には、20GB以上のプランや楽天モバイルの無制限プランが最適です。

通信速度と対応エリア

通信速度も快適なスマホライフを送るために重要です。ドコモ回線を利用するahamoやirumoは広範囲で安定した速度を提供しており、全国どこでも安定した通信が必要な場合におすすめです。また、ソフトバンク回線を使うワイモバイルやLINEMOも通信速度が安定しており、都市部での利用に最適です。

特典やサービス内容

各事業者は独自の特典やサービスを提供しており、それを活用することでさらにお得になります。例えば、LINEMOの「LINEデータフリー」はLINE利用時にデータを消費しないため、LINEユーザーに最適です。楽天モバイルは、楽天ポイント還元などの特典があり、楽天のサービスを利用する方に多くのメリットがあります。

料金で選ぶ

料金で格安SIMを選ぶ際、具体的なプランや月額料金の比較はとても重要です。iPhoneでの使用に適したプランを提供する事業者は数多くありますが、今回は特に人気のある楽天モバイル、UQモバイル、ahamo、ワイモバイル、LINEMO、irumo、IIJmio、mineoの8社について、料金やプランの特徴をまとめて比較します。以下の表を参考に、自分のライフスタイルに合った最適なプランを見つけてください。

各社の料金プラン比較表

事業者	プラン名	データ容量	月額料金（税込）	追加データ料金	かけ放題オプション
楽天モバイル	Rakuten UN-LIMIT VII	無制限 (300GB超で速度制限)	3,278円	1GBあたり550円	無料でかけ放題
UQモバイル	くりこしプランS＋5G	3GB	1,628円	1GBあたり550円	月額550円で10分かけ放題、月額1,100円で完全かけ放題
ahamo	ahamoプラン	20GB	2,970円	1GBあたり550円	月額1,100円で5分かけ放題
ワイモバイル	シンプルS	3GB	2,178円	1GBあたり550円	月額770円で10分かけ放題、月額1,870円で完全かけ放題
LINEMO	ミニプラン	3GB	990円	1GBあたり550円	かけ放題オプションなし
irumo	ベーシックプラン	1GB	550円	1GBあたり550円	月額550円で5分かけ放題
IIJmio	ギガプラン	2GB	850円	1GBあたり220円	月額500円で10分かけ放題、月額1,400円で完全かけ放題
mineo	マイピタ	5GB	1,518円	1GBあたり550円	月額550円で10分かけ放題、月額1,650円で完全かけ放題

料金プランの選び方

上記の表からわかるように、各事業者によってプランの内容や月額料金、かけ放題オプションの料金が異なります。データ容量が多く必要な場合は、楽天モバイルの無制限プランやahamoの20GBプランが最適です。一方、データ消費が少ない場合や料金を抑えたい場合は、LINEMOのミニプランやIIJmioのギガプランが手頃な価格で利用できます。また、ワイモバイルやUQモバイルのように10分間かけ放題のオプションがある事業者は、通話を頻繁に利用する方におすすめです。

注意点とおすすめの選び方

1. データ容量：

毎月のデータ使用量を把握し、必要な容量に見合ったプランを選びましょう。使い切った後も低速で通信可能なプランやデータ繰り越し機能がある事業者もおすすめです。

2. 追加料金：

データ容量を超過した際の追加料金も考慮が必要です。データ容量が変動する月が多い場合は、追加データ料金の安いIIJmioやLINEMOも魅力的です。

3. かけ放題オプション：

電話をよくかける方は、かけ放題オプションを活用すると通話料金を抑えられます。楽天モバイルは標準でかけ放題がついており、通話が多いユーザーに最適です。

料金プランは日々更新されることもあるため、契約前に最新情報を確認し、最もコストパフォーマンスの良いプランを選ぶことが大切です。

通信容量の大きさで選ぶ

通信容量で格安SIMを選ぶ際には、毎月のデータ使用量やインターネットの利用方法を考慮することが大切です。多くの格安SIM事業者がさまざまな容量プランを提供しており、低容量から無制限まで幅広い選択肢があるため、ライフスタイルに応じて最適なプランを選ぶことができます。以下では、各社の代表的なプランのデータ容量とその特徴を比較しながら、通信容量の選び方について解説します。

事業者	プラン名	データ容量	月額料金（税込）	追加データ料金	特徴
楽天モバイル	Rakuten UN-LIMIT VII	無制限 (300GB超で速度制限)	3,278円	1GBあたり550円	大容量の利用が可能で、外出先での動画やゲーム利用に最適
UQモバイル	くりこしプランS＋5G	3GB	1,628円	1GBあたり550円	データ繰り越しが可能で、ライトユーザー向け
ahamo	ahamoプラン	20GB	2,970円	1GBあたり550円	高速かつ安定した通信で中〜大容量利用者向け
ワイモバイル	シンプルS	3GB	2,178円	1GBあたり550円	安定した通信とデータ容量繰り越しでライトユーザー向け
LINEMO	ミニプラン	3GB	990円	1GBあたり550円	コストを抑えた低容量プラン
irumo	ベーシックプラン	1GB	550円	1GBあたり550円	最小限のデータ利用を想定したプラン
IIJmio	ギガプラン	2GB	850円	1GBあたり220円	低容量利用でコスパ良好、追加データ料金も安い
mineo	マイピタ	5GB	1,518円	1GBあたり550円	中容量でリーズナブル、家族利用やライト動画視聴向け

通信容量の選び方

1. 低容量プラン（1GB〜3GB）：

通話やメッセージアプリ、SNSのライトユーザーに向けたプランです。irumoの1GBプランやLINEMOのミニプランは、月額料金が非常に低く、普段はWi-Fiで利用し、外出先でのデータ使用が少ないユーザーに適しています。特にデータ繰り越しが可能なUQモバイルやワイモバイルの3GBプランは、余ったデータを翌月に回せるため、効率的に利用できます。

2. 中容量プラン（5GB〜10GB）：
動画視聴やSNSを頻繁に利用する中程度のユーザーにおすすめです。mineoの5GBプランやIIJmioの2GB〜8GBの幅広いプランがこのカテゴリに該当し、追加データ料金が安価なため、予想外のデータ超過時にも手軽に対応できます。mineoは家族でデータをシェアできるプランもあり、家族全体のコストを抑えたい場合に便利です。

3. 大容量プラン（20GB以上）：
動画のストリーミングやリモートワークでデータ消費が多い方には、20GB以上のプランが向いています。ahamoの20GBプランや楽天モバイルの無制限プランは、安定した通信と大容量利用が可能で、特にahamoは速度制限がかかりにくく、外出先でデータ消費が多いユーザーにぴったりです。楽天モバイルは300GBを超えた場合でも速度制限があるものの、無制限に利用できるため、データ消費が多い方に最適な選択肢となります。

注意点とおすすめの選び方

通信容量を選ぶ際には、月々のデータ消費パターンや追加データ購入のコストも考慮することが大切です。低容量プランであってもデータ繰り越しや低速モードがあると、より柔軟に使えます。また、家族でデータをシェアする場合や、月によってデータ消費が変動する場合は、コストパフォーマンスの良い中〜大容量プランを選ぶことで、最適な通信環境を構築できます。

このように、各事業者のプランを比較し、自分の使い方に最適な通信容量のプランを選ぶことで、iPhoneでの格安SIM利用をより便利でお得にすることが可能です。

今持っているiPhoneに対応しているか？からSIMを選ぶ

現在持っているiPhoneに対応しているかどうかも、格安SIMを選ぶ重要なポイントです。特に、iPhoneのモデルやバージョンによっては、特定の格安SIMに対応していなかったり、制限がかかる場合があります。ここでは、各主要な格安SIM事業者について、iPhoneの対応状況や注意点を説明します。これを参考に、自分のiPhoneが問題なく利用できるかを確認し、最適なSIMを選ぶ際の参考にしてください。

各社のiPhone対応状況一覧

事業者	対応iPhoneモデル例	5G対応	プロファイル設定要否	SIM種類	特記事項
楽天モバイル	iPhone 6s以降	対応	必要	eSIM/物理SIM	楽天回線エリア外ではパートナー回線に接続
UQモバイル	iPhone 7以降	対応	必要	物理SIM	au回線で安定した通信
ahamo	iPhone 7以降	対応	不要	物理SIM	ドコモ回線による5G通信
ワイモバイル	iPhone SE（第2世代）以降	対応	必要	物理SIM	ソフトバンク回線利用
LINEMO	iPhone 8以降	対応	不要	eSIM/物理SIM	eSIM対応で利便性が高い
irumo	iPhone 7以降	非対応	不要	物理SIM	5G非対応、基本利用は4G
IIJmio	iPhone 6s以降	対応	必要	eSIM/物理SIM	eSIM対応、柔軟なプラン選択
mineo	iPhone 6s以降	対応	必要	物理SIM	複数キャリアの回線を選択可能

iPhoneのモデルと対応確認の重要性

格安SIMを選ぶ際、自分が持っているiPhoneのモデルがそのSIM事業者のネットワークに対応しているかどうかを確認することが重要です。事業者ごとに対応しているiPhoneモデルが異なる場合があるため、事前に公式サイトでの確認をお勧めします。特にiPhoneのバージョンが古い場合、すべての格安SIMで対応していないケースもあるため、注意が必要です。

たとえば、楽天モバイルはiPhone 6s以降のモデルに対応しており、特に楽天エリアではデータ通信が無制限で利用可能です。また、最新のiPhone 14シリーズを含む5G対応モデルであれば、5G通信が利用できるため、データ通信速度を重視する方に向いています。一方で、ahamoもiPhone 7以降に対応しており、5Gエリアでの高速通信を提供しているため、ドコモの安定した回線を利用したい方におすすめです。

プロファイル設定とSIMの種類

格安SIMをiPhoneで利用する際、SIMプロファイルの設定が必要な事業者もあります。UQモバイルやIIJmioなどは、利用開始前にプロファイルをインストールする必要があり、この設定を行わないとインターネット接続ができない場合があるため、初めて格安SIMを利用する際には注意が必要です。さらに、LINEMOや楽天モバイルなどの事業者ではeSIMにも対応しており、物理SIMカードを挿入せずにオンラインで開通手続きが可能です。このため、最新のiPhoneシリーズで手間なく開通させたい場合には、eSIM対応の事業者を選ぶとよいでしょう。

5G対応と通信エリア

最近のiPhoneモデルを使用している場合、5G対応も重要なポイントです。5G対応の事業者は、楽天モバイル、ahamo、UQモバイル、ワイモバイルなどで、これらの事業者のプランを利用することで、対応エリア内では高速通信が可能です。一方、irumoは5G非対応のため、通常の4G回線のみの利用となります。そのため、特に高速通信を求める場合には、5G対応のSIM事業者を選択するのが良いでしょう。

新機種購入と同時に選ぶ

新しいiPhoneの購入と同時に格安SIMを契約することは、端末代金を抑えつつ、月々の通信費用も節約できる大きなメリットがあります。格安SIM事業者の中には、iPhone本体の割引、分割払い、契約時のキャンペーンなどを提供している場合があり、これらを活用することでお得にiPhoneを手に入れることが可能です。ここでは、楽天モバイル、UQモバイル、ahamo、ワイモバイル、LINEMO、irumo、IIJmio、mineoの各事業者が提供する新機種購入時の特典やサービスについて、比較しながら紹介します。

事業者	新機種割引	分割払い	月額料金（目安）	キャンペーン・特典	特徴
楽天モバイル	最大20,000円割引	48回払い	3,278円	楽天ポイント還元、端末代割引	楽天ポイント還元でお得に端末購入
UQモバイル	最大5,000円割引	24回払い	1,628円〜	月額料金割引	au回線での安定通信と割引が魅力
ahamo	割引なし	なし	2,970円	データ追加特典	ドコモの広範囲で安定した5G通信
ワイモバイル	最大18,000円割引	24回払い	2,178円〜	PayPayボーナス付与キャンペーン	ソフトバンク回線で家族割にも対応
LINEMO	割引なし	なし	990円	特典なし	LINEデータフリーで効率的なデータ使用
irumo	最大10,000円割引	24回払い	550円〜	月額料金割引	ドコモのサブブランドで安定した通信
IIJmio	最大15,000円割引	24回払い	850円〜	端末購入割引キャンペーン	eSIM対応で柔軟なプラン選択
mineo	最大12,000円割引	24回払い	1,518円〜	月額料金割引、データ増量特典	複数キャリア選択可能で家族利用に最適

新機種購入時に格安SIMを選ぶメリット

端末割引と月額料金の削減

格安SIM事業者はiPhone購入時に端末の割引や、楽天モバイルのような楽天ポイント還元キャンペーンを行っています。楽天モバイルでは最大2万円相当の楽天ポイントが還元され、端末購入の初期負担を軽減でき、日常の楽天サービスの支払いにも充てることができます。UQモバイルやワイモバイルも、端末割引や月額料金の割引キャンペーンを実施しており、月々の通信費用を抑えたい方におすすめです。
分割払いオプション
楽天モバイルやUQモバイルは48回や24回の分割払いに対応しており、月々の負担を軽減して最新のiPhoneを利用することができます。mineoやIIJmioも分割払いが可能で、家計に合わせた柔軟な支払いができます。また、家族で複数台契約する場合も分割払いが利用でき、長期的な支出を抑えることが可能です。

通信品質と特典

ワイモバイルやahamoなど、大手キャリアの回線を活用している格安SIMは、通信速度やエリアの広さでも優れたサービスを提供しており、大手キャリアに匹敵する通信品質を得られます。また、LINE利用者におすすめなのはLINEMOです。LINEデータフリーが使えるため、LINEの通話やメッセージを頻繁に利用する場合、データ容量を効率的に管理でき、コスト削減にも役立ちます。

ポイント還元や特別キャンペーン

新規契約でのポイント還元やPayPayボーナスの付与などの特典は、初めて格安SIMを契約する方や新しいiPhoneをお得に手に入れたい方にとって嬉しいメリットです。楽天モバイルのポイント還元やワイモバイルのPayPayボーナスキャンペーンは特に人気があり、初回契約時にまとまったポイントを獲得できます。

選び方のポイント

データ使用量：

データ利用が少ない場合、LINEMOやirumoなどの低料金プランが適しています。反対に、動画やゲームなどデータ消費が多い方には、楽天モバイルの無制限プランやahamoの20GBプランが理想的です。

通話の頻度：

ビジネスでの利用や通話頻度が高い場合は、かけ放題オプションのあるUQモバイルやワイモバイルを検討しましょう。

家族利用：

家族でデータをシェアしたい方は、mineoやワイモバイルの家族割などのオプションが役立ちます。家族全員で通信費を抑えられるので、家族契約にも適した選択です。

さいごに

iPhoneで格安SIMを選ぶ際は、料金、データ容量、通信速度、端末との対応、キャンペーンなど多角的な視点から検討することが重要です。自身の使用スタイルに合ったプランを選ぶことで、月々の通信費を削減しつつ快適にiPhoneを活用できます。さらに、新機種購入時や特典を賢く利用することで、よりコストパフォーマンスの高い選択が可能です。各事業者の特徴を理解し、自分に合ったSIMを選び、充実したスマートフォン生活を楽しみましょう。